BJとお別れしてからもうすぐ2ヶ月になります。
少し、、いや、結構、、、
ペットロス気味、というか、なんというか、鬱々した毎日です。
感傷的な内容になります。すみません。
BJの血糖値が下がらなくなったのが11月末の週末でした。
グッタリが治らず放っておくのが怖かったので、翌月曜日、朝一で病院に預けてから出社、夜引き取りに行きました。
その夜。
多分、血栓が飛びました。
帰宅後、血糖値も500以上から下がらず、少しずつインスリンを追加して様子を見ていました。ある程度血糖値が下がるまでは放っておけないので、今夜は徹夜かしら、、と思いながら、私の膝の上でぐったりしているBJ。すると突然、尿、便、共に失禁しました。完全にBJの身体は力が抜けていて、呼んでも一切反応がありません。ただ、辛うじて鼓動はありました。顔を見ると、半分白目を向いているような感じ。
とうとう来たか、と思いながら、とりあえず汚れた服を着替え、またBJを抱え、テレビも音楽も何も付けず、ひたすら夜の静寂の中、BJを見守っていました。
「もういいよ、もう頑張らなくていいよ」と時折声を掛けながら。
これが月曜から火曜になる0時前後の出来事。
そして、1時間、、2時間、、、3時間、、、、
急にムクっと起き上がったのです。
え?マジで??大丈夫???
と若干パニックになりましたが、その後、ご飯も少し食べ、お水も飲みます。
ただ、立てません。
色々ググり、血栓が飛んだっぽいな、、と。
とにかく明朝、また病院だな。
火曜日、先生が病院にいらっしゃる時間を待って電話、状況を伝えすぐに病院へ飛んで行きました。受付には緊急対応の札が立てられ、そのままICUに入りました。
先生からは「出来る限りのことはしますが、これ以上何をしても良くならないと判断された場合、ご自宅で一緒に過ごされることをおすすめ致します」と。
私は会社へ行き、会社が終わったらそのまま病院へ行ってお見舞いに行きました。
先生のお見立ても、やはり血栓じゃないか、とのこと。もう、検査さえ出来ないのです。
水曜日の夜は、お見舞いに行く前に先生からお電話を頂きました。
おうちに帰った方が良いと思うがどうされますか、と。
つまり、そうです、そういうことです。
病院へ来て、様子を見てから決めて頂いても良いですよ、と仰って頂き一旦電話は切りました。ちょうど終業時間で帰ろうとしていた私はそのまま上司の所へ行き、「もう今週休みにして下さい、多分、もう最後になります」と伝えました。するとその上司は「一緒に過ごしてあげて下さい」と優しく言って下さって。半泣きで病院へ走りました。
結局病院から連れて帰りましたが、やはり全く立てなくなっていました。
リビングが過ごしやすかったようなので、私も布団を引っ張り出し、BJのベッドの前でずっと一緒に過ごしました。
猫は、、
命を終える際は、涼しい場所へ行くそうです。
身体を、内臓を冷やしていって、ゆっくり静かに最後を迎える為だそうです。
ただ、BJは立てない、歩けない。どうしたら良いのかも分かりませんでした。
でも、これで最後なのは、多分間違いない。そう思って、ベッドに敷いてあった電気あんかは外しました。でも、やっぱり分からなくて、ちょっとだけブランケットを掛けたり。
最後に温めるのは逆に苦しませる、、と色んなところに書いてあったけど、分からない。お水をあげるのも良くないって書いてあるけど、欲しがる時もあるし。とりあえず部屋に暖房は入れず、私はお布団にくるまって、BJ、寒くない?私のやってること、合ってる?間違ってる?なんて聞いてみたり。
分からない、分からない、何も分からない、、
血糖値が測れないぐらい高い。苦しいよね、ケトン出まくりだよね。
…点滴?ちょっとだけする?水分与えちゃかえって苦しむ?
分からない…
BJを見ながら、撫でながら、ネットで検索しながら、少しだけウトウトして。
余計なことも考えて。
もし、BJがまた元気になったら。この子、歩けない。お水もごはんも一人で行けない。会社に行っていたらおむつも半日変えてあげられない。どうしよう。毎日病院に預ける?シッターさんって頼めるの?どうしよう、分からない。
そんな感じで泣きながら、ボーっとしながら、放心しながら、でも出来るだけBJの身体に触れていました。
猫ベッドにはペットシーツを敷いていました。排泄をしたい時は、何とか立とうと頑張るんです。立てないけど、でもゴソゴソ頑張るんです。で、そのままするしかなくて、なんだか、不愉快な顔をするんです。私の思い込みかしら。いつまでもプライドがあるのね、、と、彼の気持ちを汲み、私は黙ってシートを変える。
そんな感じで水曜夜から木曜日を一日過ごし、金曜日の朝方。
急にむくむくしだし、すごくはっきりした、意志のある目でこちらを見て、もう声は出なかったんですが、はっきり、鳴いたんです。「にゃー」と。
そして、お水を飲み、そして、横になり、そのまま数分が過ぎ、いつもとは全く違う呼吸をし出しました。クックック、クー、というような。意識が薄れていっているのが分かりました。よだれが出だしました。私は、ただ、BJの頭を支え、よだれを受け止め、静かに、BJとの最後の時間を過ごしました。呼吸が止まった時、鼓動も止まりました。
何を、どう頑張ったって、何が最善だったか、今でも分かりません。私が必死に最低限とは思っても、点滴したり、薬を飲ませたり、BJを楽にさせたくても、逆に、延命をして苦しませていたのかもしれません。私のエゴだったかもしれません。
まだまだ、とても辛く、寂しく、BJに会いたくてたまりません。私が今、普通に生きていられるのは、BJがどんな時も支えてくれていたからなんです。彼だけは、何があっても私のそばにずっといてくれました。隣にいてくれるだけで、何度も何度も救われました。BJが命の尊さを教えてくれました。
私は今後、どういう形になるかはまだ分かりませんが、猫ちゃんの保護活動に携わっていきたいと考えています。BJも保護猫です。猫ちゃんが人間の都合でむやみに命を失わないように、安心して暮らせるように、何か一つでも出来ることをしていきます。本当は、これってすごく、偽善者だな、とも思ってもいます。私はビーガンではありませんのでお肉も好んで食べますし。何が正解かなんて誰が決めるのかもよく分かりませんが、出来ることを一つずつしていきたい、と改めて感じています。
BJの為に涙を流して頂いた方々、今まで助けて頂いた方々、最後を一緒に過ごさせて頂いた方々、本当にありがとうございました。
そしてBJ。
ほんとにほんとに、ありがとう。
あなたと過ごした日々は私の大事な宝物です。