雨上がり ~después de la lluvia~

世界中のねこちゃんが幸せに暮らせますように

愛しのI先生

皆さまの愛猫ちゃんたちのお写真を見てニヤニヤしている今日この頃です。
本当に躍動的だったりカワイイ寝顔、幸せにして下さいますね。
ありがとうございます。癒されます♡ もう、カワイイしか言えない。

 

最近、ブロガーのはなさんの記事を見て、前から書こうと思っていた糖尿病闘病記を再開せねば、、となりました。これがブログを始めた本来の目的なのです。同じような思いをされている方の参考になれば、というのが私の希望です。

 

これらのはなさんの記事を読んで、私は激しく同意し、自分とはなさんを重ねてしまいます。泣いてしまいます。そして、みんな、よく頑張ったね、と手を合わせています。本当は、何度かもう1匹でも引き取ろうと考えたことが何度もありました。でも、手一杯で無理でした。はなさんの仰ること、とてもとてもよく分かります。 

 

puru3919.hatenablog.com

  

はなさん、リンク勝手にすみません。

ということで、今日はBJが最初に糖尿が発覚した当時の担当医、I先生のお話を。19歳まで生きることのできたBJですが、11歳で糖尿病になりました。

 

驚くほどよく食べる子で、当時は朝・夕とごはんをあげていたのですが一瞬で器が空でした。私の不徳の致すところで、あまり良いごはんを与えてあげていなかったのが、糖尿病を引き起こしてしまった最大の原因かな、と考えています。

 

BJは5匹兄弟、一番元気な子で、糖尿病が発覚するまで病気で病院は一度しか行ったことがありませんでした。肛門腺が破裂しましてお尻ズリズリしている、、何?と見ると、ソファに血が!! もう完全にお尻に穴が開いていて、病院へ飛んでいった覚えがあります。それが10歳の頃。

 

1年後のある冬の日、元主人と温泉旅行へ一泊二日で行き、帰ってきたらごはんが全く減っていない!こんな食にがめつい子がありえない!と、またまた病院へ直行したところ、すでにケトアシドーシス(糖尿で一番ヤバいやつです)で即入院、今夜がヤマです、と言われました。情けない話ですが、何だか最近大人しいな、水をよく飲むな、ぐらいしか、当時は分かりませんでした。

 

最初は院長先生がご担当下さったんですが、途中から若手女性の「I先生」に担当が変わりました。当初、正直ちょっと不安だったのですが、結果として、I先生がいなかったら、BJは19年どころか、11年でさよならしていた可能性が大だったと、今でも思います。多分それは間違いないです。

 

糖尿病はまず、初期の段階であれば、食事の調整や投薬で治療が始まりますが、BJはインスリン治療が必須でした。まれに寛解する子もいるそうですが、なかなか厳しいのが現実です。その頃の気持ちは期待半分、諦め半分でした。
何とか持ち堪え、血糖値曲線を作ってもらったりで、自宅に帰るまでに2~3週間掛かりました。その間、元主人と毎日お見舞いに行っていました。

 

調子が落ち着いたところで、病院でインスリンの打ち方を教わり指示通りにやりましたが、1週間後にはまたケトアシドーシスでした。この状態を3カ月程繰り返しました。どうやら、BJは稀に見る血糖値が不安定な子で、先生も参ってしまう程でした。更に、ごはんを食べなくなっていたのも大きな問題でした。

 

実はBJ、ペット保険に入っておりませんでした。上記の通り、病気をしたことが無かったのもあり、「例えば手術で1回数十万払っても、毎月払うのと結果は同じかな~」ぐらいなバカ飼い主だった私が悪いのです。金銭的にも体力的にも精神的にも、何から何まできつかった時期でした。

 

個人的な話ですが、元主人とは所謂「性格の不一致」で離婚したのですが、当時免許の無かった私の為に、毎日会社が終わったら病院へ連れて行ってくれ、自宅での看病も手伝ってくれ、支えてくれました。BJは元々私が連れていた子でしたが、あの頃の私一人では、絶対に無理だったと思います。離婚してもう連絡も取っていませんが、この件については(他にも沢山あるけど、、)今でも感謝しています。でも、この積み重ねが離婚原因の一つになっているのも、また事実です。

  

3か月も同じ状態が続き、支払いもガンガン嵩み、BJも(お財布も)辛いなぁ、という頃、私は毎日泣きながら、PCで猫の糖尿病について必死で調べていました。知恵袋などでも質問して、この時に家で血糖値測定をする、ということを知りました。

 

そこでI先生に相談して、家で血糖値を測れば退院できますか、と聞いてみました。点滴が必要なので、毎日来てもらう必要はあるけれど、血糖値を測れるのであればかなり安心なので、一度それでやってみましょう!となりました。

 

BJの状態の良い際に、入院から毎日の通院へ変更して頂き、様子がおかしいと思ったら、すぐに測定!そして、I先生、恐ろしく良い方で、更に小規模の病院だったこともあり、個人の連絡先を教えて下さいました。24時間、いつ連絡してもらってもOKだと。その時の私はなりふり構わずだったので、本当に連絡をしていました。I先生、今更ですが、申し訳ないです。

 

夜中(1:00頃)に低血糖(本当にヤバい)になってしまった時は、先生に電話。ブドウ糖を口に入れ、すぐに連れてきて、と言われ、主人を起こして運転してもらい病院に行ったり。ありがとうございます!と帰ってきたら、今度はI先生から電話が来て、「〇〇返し忘れました!ごめんなさい~、、」ともう一度病院へ夜中のドライブをしたり。このおっちょこちょいなI先生、主人と二人で大好きになってしまい、頼り切っていました。

 

私の妹は元動物病院の看護師です。I先生の話をしたところ、若い先生だからこそ出来る熱血だけど、それでも、そこまでしてくれる先生はなかなかいない、と言われました。それはもう百も承知です、感謝です、ありがたいです。

 

休憩時間にも、BJの為にこれでもかというぐらい調べまくってくれていると、ある時院長先生から教えてもらいました。泣いちゃいますよね。泣いてばかりです。

 

この頃はゴハンも食べず、とにかく食べないと血糖値が安定しない、どんどん痩せてしまう、、と、食べるゴハン探しにもかなり苦戦。これも先生と一緒に調べに調べまくりました。糖尿病のゴハンの話は別記事にします。当時は肝臓だったか、腎臓だったか、出血もし続け、うんちくんは真っ黒。時々膀胱炎で血尿。他にも色々ありました。

 

そこからまた3か月程経ち、毎日病院へ通うのも大変ですよね、、と、今度は自宅で点滴をすることになりました。これがもう、本当に大変でした。晩年は嫌がってはいても、かなり大人しくなってくれていたので一人でも大丈夫でしたが、もともとかなりの暴れん坊だったので、主人が取り押さえ、私が一気に入れる、、という壮絶な戦いでした。もう、怒る怒る。皮下といっても気持ち悪いんですよね。

 

それをきっかけに、I先生も自宅で出来ることは全部自宅でやってみましょう、として下さり、私からも、それ、家で出来ますか?となっていきました。通院をしないだけでもBJのストレス、お財布の負担軽減に繋がります。

 

最大の問題「血糖値不安定」対策は、短時間型のインスリンを打ってから時間差で長時間型を入れたり、短時間型だけ劇的に効いてしまうので、他では多分あまりやらないと思うのですが、インスリンを薄め(この種類のインスリンだけは薄めて使うこともあり、、というのを私も何かで読みましたが、そんなの聞いたことない!と言う先生も実際多い)、時間差で長時間型のインスリンを打ったり、毎回血糖値測定をして、それに合わせてインスリン量を決めたり。私は表とグラフにしてそれをI先生に提出、と、もう半ば勉強会のようになっていました。インスリンも当時使えたものはあるだけ試したり、ごはんによって血糖値も変わったり。

 

インスリンを4単位とか、多く入れる子は比較的ですがコントロールし易いのですが、BJは0.5単位とかで急に効いたり効かなかったり。少量で効いてしまう子は難しく。

 

もう色々あり過ぎて書ききれませんが、I先生から色々なことを教えて頂けたからこそ、自分でも学ぶことが出来ました。そこからの看病生活に大きな影響を及ぼしたことは言うまでもありません。

 

その後、引っ越した関係で他の病院に通うことになりましたが、とても良い先生ばかりで運が良かったです。よく勉強されている、と褒めて頂けるのですが、都度、最初に担当して頂いた先生が教えて下さいました、とお伝えします。先生との関係を築くことや、病院選びも大切ですね(個人の連絡先まではダメだと思います、甘えてすみません)。納得出来なければセカンドオピニオンを求めて他院に行くのは絶対ありだと思います。そして、自分でどうにか出来ない猫ちゃんやワンちゃん、ほかの動物家族の為に、命を預かったものとして勉強することもとても大事ですね。

 

今はI先生は地元に帰られて、線引きは必要、と連絡も途中で終わりましたが、私が生きている限り、感謝し続けます。

 

こんなに優しいブロガーの方々が集まるこの場、看病で何か辛いことがあれば、ここで吐き出したり、意見を聞いたり、出来ると思います。私自身、優しく温かいこの場所が大好きです。

 

皆さま、いつもありがとうございます。

 

闘病、看護中の方々、無理をされているのは承知ですが、ご自信の心身を第一に、頑張って下さい。早くコロナが終息を迎え、平常が戻りますように。

 

そして私は、もうすぐ来る子猫ちゃん達用に保険の資料を取り寄せました。もう、BJの時は総額を考えると車一台買えるんじゃないかと思います。保険大事ww

 

今日はBJの写真。

 

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BJくん、洗濯物(洗濯後)で寝るのが大好き
やーめーてー

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くわ~~~~~、じゃなくてーーーー

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うーん、カワイイから許す♡