先回の記事。
こちらに頂いた猫だまり (id:nyan-chuke)さんからのブコメ💛
サプラーイズ! - 雨上がり ~después de la lluvia~
ポーチも贈り物も切封も印も、シーバをほぐさずドンとのせるESさんも素敵。大きくなるにつれ、ジルさんとシェイさんはどんどん似てきますね
2021/05/08 21:41
吹き出しました。やられました。シーバほぐさずドン!
バレました。雑把な私がバレました。いや、チビ達が小さい頃はね、ちゃんとね、ホグしていたんですよ。食べにくいよね~、なんて、ね、、い、今も、ささみとか、カツオとかあげる時には、うん、ちゃんと、ほぐしています。でもシーバはすいません。ドン!さあ、心のままに頂いてしまえ!と出しました。すいませーん。ごちそうさまでした~。
では気を取り直し、今日は真面目に行きます。
久々の糖尿病ネタです。
どんな病気でもそうなんですが、猫ちゃんのごはん、困りませんか。BJは糖尿までは何でもバクバク食べる子だったのですが、発症して食欲が落ちてから、食べるものを探すのに本当に苦労しました。そして、飽きるとまた食べない、、
猫の糖尿病 ~フード~
我が家の場合をご紹介いたします。
まず、絶対と言って良いほど病院で最初に言われるのがヒルズのm/d。
猫ちゃんは基本グルメでこれはかなり嗜好性が落ちるので、お口に合わない子が多いのです。ワンちゃんは比較的食べてくれる子が多いそうです。
m/dがダメだと、大体次に提案されるのがこれと似た
ヒルズの「r/d」や「w/d」
大体が体重コントロール用になります。でも、BJ君、これも食べない。それぞれのウェットも全滅でした。
猫の血糖値コントロールは難しいと言われていますが、BJはその中でもかなり血糖値の不安定な子だったので、発症から7年間はほぼコントロール出来ていませんでした。毎回血糖値を測り、その血糖値に合わせてインスリン量をコントロールする、もう、私しかインスリンの量は決められないレベルでした。
特に最初の2,3年は大変で、
・ごはんを食べさせる(食べないと注射出来ない)
・体重を4.0kg切らせない
・血糖値コントロール(低血糖、高血糖の管理)
これを前提に、殆ど猫ではやらないインスリンの希釈をしてみたり(もちろん先生がされます)、複数種打ちをしたりととにかく大変な時期でした。腎臓と肝臓にもダメージがかなりあり、数か月うんち💩は血が混じって真っ黒でした。
BJは発症が分かってから、5.3kgあった体重が4.0kgまで一気に落ちました。この間1ヵ月もありません。あんなに食べていた子が、全く食べなくなりました。
私は当初、「糖尿病=絶対m/dを食べさせなきゃいけないんだ!」そう思っていました。とにかく柔軟な対応をすることが出来なかった。毎日不安に押し潰されそうになりながら、泣きながら、懸命にネットで調べたり、先生と相談したり、先生から教わって勉強したり。
そうこうしている間に糖尿病では危篤状態と言っても過言ではない「ケトアシドーシス(簡単に言うとケトン体が身体の中で大量に作られ、体が酸性化してしまう)」に2回程なってしまい、一時体重は3.2kgまで落ちました。(BJの体重は5kg位がベスト)
このレベルではもう、ごはんを選んでなんていられません。
色々なごはんを次から次へと試しましたが、大好きな黒缶は何故か血糖値が爆上がりしてしまい(本来、黒缶は血糖値が上がりにくい)、最終的に選んだのが「子猫用のごはん」でした。
皆様も覚えておいて頂いて損はないと思います。病気の時など、ごはんを食べなくて困った時、子猫用のごはんは栄養価が高く、嗜好性も高いので食べてくれる可能性があります。ある程度体重を戻すのには役立つ時があります。
我が家はドクターズダイエットの子猫用で、なんと体重が5kgまで戻りました。これは本当に奇跡に近いものでした。
体重が戻ってからは子猫用は止め、急にm/dも少し食べてくれるようになり、おやつもほぼ無し、たまにお刺身やささみを少しあげる程度で5年ほど頑張りました。ここからも先生と相談し、とにかく
・低炭水化物
・グレインフリー
この2項目に絞って片っ端から買い、試していきました。治療費に高いフードに、、もう家計は火の車、、まぁそこは置いといて、一番食べてくれそうだったのはアカナでしたかねぇ。
まぁ、結局どれもこれも袋が空になることも無く。
そしてまた何度か危篤状態をこなし、また体重が3kg前半に。ここでは子猫用ごはんは何を買っても食べてくれず、しばらくの間ずっとヒルズの「a/d」を食べていました。
これはよく、手術明けなんかの体力回復時に食べるごはんです。これを箱買いしていました。糖尿には全くよくないフードですが、これしか食べてくれなかったので仕方なく。また、完全にペースト(粗びきとかではない)だったので食べ易いのもあったのかもしれません。
猫の腎臓用 ~フード~
晩年は腎臓の数値が危なくなってきました。ここで腎臓のケアを優先する必要が出てきて、ごはんを、腎臓用にすることにしました。ここでも王道のヒルズのk/d
もうこれはシチューのスープしか食べて(飲んで)くれませんでしたので、おやつにしていました。
私はいつもネットでフードを買うのですが、会社の目の前にイオンがあり、ある日帰りにふとイオン内のペットショップに行って、腎臓用ウェットフードを何種類か買ってみました。そして、BJにとっての神フードに出会えたのです!
それがこれ!
ドイツのメーカー「アニモンダ」のインテグラシリーズ、腎臓用です。味も牛、子牛、チキン、豚、七面鳥、カモと沢山あり、これを喜んで食べてくれました。なので1ヵ月分をネットで毎度注文。
なんか今、全部欠品中になっていますね。私が買っていた際はいつも在庫があって助かりました。コロナの影響でドイツからの輸入に時間が掛かっているのかもしれません。(憶測です。)
そしてまた奇跡が、、このフードを食べだしたらなんと血糖値が安定した!(絶対に個体差あり!)
アニモンダには糖尿用のごはんもありますが、これも試しに与えてみましたが、BJは腎臓用がお気に入り。
うーん、うまうまは我が家の伝統芸のようですね。まさかBJから引き継いでいたとは。
このアニモンダで血糖値が安定したお陰で、血糖値が上がる別の原因も発見することが出来ました。BJは脱水になると血糖値が上がる→点滴するべ、というように。病院に行く回数もこのアニモンダのお陰でかなり減らすことができました。
もう一つ挙げておきます。どうしてもごはんを食べてくれない場合。
森永サンワールドのチューブダイエット。
これは粉ミルクみたいなものです。嫌がる子が多いそうですが、BJはミルクと勘違いしてうっかり飲んでくれました。カロリー摂取用です。
闘病生活でのごはん選びは本当に大変です。心折れることも多々ありますが、大事な家族の為ですからね。
ごはんを食べて、気持ち良さげに寝てくれる、もうこれだけで幸せいっぱいでした。
闘病生活で一番苦手だったのが強制給餌です。泣きながらやっていました。次に輸液。本当に嫌がられ心が折れそうになる時もありました。
フードで悩んでいらっしゃる方、どなたかのご参考になりましたら幸いです。
今日は大好きなBJが沢山載せられて幸せです。もう本当に男前。
大好きだよ、BJ~💛