雨上がり ~después de la lluvia~

世界中のねこちゃんが幸せに暮らせますように

血糖値コントロールが難しい…

BJは糖尿病発症当時から、血糖値コントロールに難航してきました。

ワンちゃんよりネコちゃんの方がコントロールは難しい、、と言いますが、BJはその中でもズバ抜けていたようです。治療から数年、先生に「病状を学会に提出して良いか?」とまで言われておりました。

 

あまりに血糖値がコントロール出来ずに悩んでいた所、同じ糖尿ネコちゃんを持つ方からアドバイスを頂き、自宅で測定を始めました。機種はプレシジョンエクシード。もう8年近くかな?使用しています。当時の病院が簡易測定に使用されていたので、測定差が少ないだろう、という理由で同じにしました。1ヶ月入院→1週間退院→1ヶ月入院・・・という魔のループから抜け出せたのはこれのおかげでした。

 

ただ、また別記事で詳しく書きますが、基本的に血糖値測定なしでのインスリン注射は、発症から9年間、ほとんど出来ていません。

一時的に安定して測定なしで過ごしても、結局毎度具合が悪くなり、測定の日々に逆戻り、、の繰り返しでした(涙)

 

最低朝一回、夜一回、耳から採血して測定。私はランセットは使わず、注射針を買って使用しています。ランセットは経験が無いので何ともなのですが、耳を貫通してしまうことも少なくない、と先生に教わって。血糖値に応じてインスリン量を決めて注射、、と。

もう、これが本当に本当に負担で。BJの耳も、毎日の積み重ねで毛も禿げ痛々しい。いや、痛いようです、実際。そりゃね、針刺すものね。更に冬、血行が悪くてよーーーーくゴシゴシしてからでないと、血が出ない(涙)電極も安くないし、BJには怒られるし、測定せずに決まったインスリン量を注射、、本当に憧れました。

 

そして年末、また体調悪化で、とうとう体重も5kg(ベスト)→3kg切りました。

今回こそは年齢もあるし本当に危ない、と、毎日、何ていうんだろう、内臓がえぐられるような感覚かしら、、不安で堪らない日々を過ごしておりました。

ここ数年、正月は初詣ではなく、BJと病院詣が我が家のトレンドです。

 

話がズレました。

そんな感じで年末から時々血尿も出したりしながら病院へ通っていると、ある日先生からご提案があったのです。「新しい測定器、試してみませんか?」と。

 

次回で詳しく!!

はじめに BJのこと

我が家は現在、BJ(18歳、キジトラ、男の子、糖尿歴9年目に突入)と私、1匹+1人で生活しております。

 

もう本当にBJくん、何度も何度も虹の橋へ旅立ってしまいそうになりながら、その度に踏ん張って、まだ隣にいてくれています。

 

BJは産まれてすぐ保護され、色々あって我が家に来てくれました。BJのパパンはシャムさんだそうです。ママンは分かりません。洋猫の血が強く骨格が大きいので、ベスト体重は5kgぐらいといわれております。

 

そんなBJ、この前3kgを切りました。

でも、また今、頑張っています。

少しずつ、少しずつ、体調も体重も回復させています。

 

若い頃(といっても10歳頃)は、驚くべき回復を繰り返し見せてくれました。

そういう経験をしているので、昔はやっぱり「頑張れ!頑張れ!!」って、スパルタにしていた時もあったと思います。ごめんね、BJ。

 

でも今、

もう18歳。

どんな子でも、病気の1つや2つ、おかしくない年齢。

回復も長い時間や大きな負担が掛かり、思うようにはいかなくなってくるのも当たり前ですが、そんな中、BJは平均寿命も蹴り飛ばしてくれています。

 

無理な延命はさせたくない、、ただ、少しでも楽に過ごせるよう、精一杯のことはしてあげよう、、と、今は考えています。その為の負担は、毎日少しずつ、与えてしまっているかもしれません。嫌がることをしてしまっているかもしれません。自分より寿命の短い家族を持つ者にとって、必ずぶち当たる壁だと思います。難しい。判断が出来ない。

 

私は、BJが糖尿病になって色々なことを学びました。教えて頂きました。

病院の先生方は勿論、ご自身の愛猫ちゃんの闘病を記事にされている方々、フードを詳しく分析して下さっている方々、情報はとても貴重です。そしてその愛くるしい姿に癒されます。

ずっと考えていて、ずっと出来なかったのですが、、

私もBJの闘病+日々の生活記録を、どなたかの助けに少しでもなれば、、そして多分、長いとは言い難いBJとの残りの生活を、今までの思い出を、記録に残していければ、と、本ブログをスタートすることに致しました。

 

時々、治療を嫌がられ、心が折れそうになるんです。

痩せ細った体を見て、泣き続ける日もあります。

別れにひたすら怯えて寝れない夜を過ごすこともあります。

小さな家族を持つ皆さんが、同じ経験をされるのだと思います。

 

だから。

どうせするなら楽しく治療を。

どうせ過ごすなら幸せな時間を。

どうせ書くなら楽しいブログに。

 

前向きなのか後ろ向きなのか、悩ましいところはありますが。

私に出来ることを少しでもしていきたい。

どなたかと共有出来ることが出来れば何よりです。

 

どうぞ宜しくお願い致します。