雨上がり ~después de la lluvia~

世界中のねこちゃんが幸せに暮らせますように

不甲斐なさ

こんばんは。
今日はちょっと長めのお話になります。

 

実は今朝、保護主さんから連絡がありまして(8:30頃)、 やんちゃな方の茶トラの元気が無く、呼吸も荒いので病院へ連れて行く、という内容でした。以前、かさぶたを見つけた際も病院へ連れて行ってもらったのですが、どうもそこの先生、説明がほとんど無いらしく、不安なので他の病院へ行きます、と。

 

1回目の診察で目薬をもらい、検便をし、それでも全く治らないので、1週間後にもう一度行ったら、じゃあ薬変えます、大丈夫大丈夫~、という感じだったそう。他にもあるのですが、省きます。

 

私も今朝は自分が病院の予約があったので、準備しながらLINEでやり取りをしていたのですが、連れて行こうと思った病院が10時に予約が取れた、と連絡がきました。私は「10時と病院が言った=緊急性がそんなにない」と思ったのですが、保護主さん、不安過ぎて別のすぐ診てくれる病院を探して連れていってくれたそうです。もしかしたら、薬を与えた際に自分が喉を傷つけてしまったのか、薬が合わなかったのか、ああ、どうしよう、、と。本当に良い方です。ねこさむさんの後輩さんです。

 

結局。ケージではぐったりしていたけど、車に乗せたら環境が変わって元気が出てきて(その元気があるから大丈夫だそう)、息苦しそうなのは体内の水分が多くなり過ぎてしまったのが原因だったようです。ミルクはもうやめて、カリカリへ移行ですね。

 

その他諸々、とても丁寧に説明をして下さり、前の病院は結果間違っていなかったのですが、やっと安心出来ました。かさぶたが心配で、ケンカで出来た傷なら良いのですが、カビやなんかだと、他の子にうつってしまうのでは、と、保護主さんと私はとても心配しておりましたが、これで一安心。

 

予定通り、明日我が家にやってきます。

 

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耳も立って「ちゃんと猫」しているそうですwww

 

 

そして、タイトルに入れた「不甲斐なさ」について。

 

昨日、ねこさむさんの怒りの記事を拝読いたしました。

 

www.nekosam.info

 

今日、もう一度読み直してブコメ入れさせて頂いたのですが、昨日読んで何故何も出来なかったかという所を少し。

 

昨日は子猫用首輪の生地を見に、ここら辺で有名な生地屋さんへ朝から行きました。今までお休みが続いていたので、朝からお店はかなりの混雑。レジも列が出来ていました。生地を選んだあと、並んでいたら後ろにおばあさんがいらっしゃって。お話好きな方で、もれなくお話相手に任命されました。

 

子猫用首輪の生地ですが、悩みに悩んだ結果、ちょっと攻めてしまいまして。

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この写真、かなり画像が良くないのであまり参考にはならないのですが、思いっきり派手です、、 最初はパステルカラーのピンドット(細かい水玉)なんかを見ていたんですよ。でも、子猫の元気パワーを表現したく。。 まぁ、作ってみます、とりあえず。。

 

話を戻して、そんなハデハデ生地を8種類も持って並んでいる私に「何を作るの?」と問うおばあさん。私は「猫の首輪です」と答えたのですが、そうしたら、このようなお話をされました。

 

ある冬の日、家のベランダの新聞を入れた箱に猫が入っていて、母猫の下に子猫が4匹いた、どうやらそこで子猫を産んだようだった。でも、そのおばあさんのお家には、猫アレルギーのお孫さんがいて、毛一本でもダメな方だそうで。「なんで家に来るのよ」って思い、でも保健所に連絡すると処分されちゃうから、段ボールに入れて捨ててきた、、と。

 

私、何も言えなかったんです。
多分苦笑いしていたと思います。

 

なぜ新聞紙の上を選んだか。寒かったからですよね。冬ですから。お母さん猫なりに、一生懸命場所を探して見つけたんだと思います。


私の頭の中、グルグル回っていましたが、このおばあさんが保護団体に連絡しようとか、きっと思いつきもしないだろうし、アレルギーのお孫さんを守る方が大切だし、保健所で処分されないように敢えて捨ててきた、私は出来る限りのことをしたんだ!と言いたかったんだと思います。

 

私は、その場でスマホを出して、これ以上の会話をしなくて済むように、用も無いのにさわり始めました。その頃には後ろに更に列が出来ていて、おばあさんは今度は後ろの方と話し始めました。コロナで列にも間隔をあけるよう印がつけてあって、それも幸いしてそれ以上話はしなくて済みました。

 

動物病院へ連れていったら、保護団体さんとかに連絡してくれるかも、、とか、少しよぎりはしたのですが、私がそんなことを軽々しく言って良いのか分かりませんでした。今更そんなことを言っても、と考えたり。保護活動を応援したいのに、こんなことさえ分からない。不勉強なのか弱いのか、、、両方ですね。情けなくてたまりませんでした。冬に放置された子猫、、今も生きているのか、と考えたら胸がギュっとしました。

 

モヤモヤしながら帰宅し、ねこさむさんの記事を見て。この話が無かったら、「絶対反対!何てことしてくれてんだ!命だぞ!」と皆さんと同じように怒ったブコメを残したと思います。でも、私がそんなこと言える立場にあるのか、、と、考え過ぎかもしれませんが、ちょっと凹んでしまった一日でした。

 

明日からは子猫×2のお世話があるので落ち込んでなどいられませんが、もっと保護活動について勉強したいな、という思いを持ちました。

 

この場だから、猫のことを真剣に愛し育てていらっしゃる皆さまに対してだから話せることだな、と思います。
皆さま、ありがとうございます。長々と失礼致しました。

 

 

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