雨上がり ~después de la lluvia~

世界中のねこちゃんが幸せに暮らせますように

FreeStyleリブレ 猫に使ってみました!(4)~リブレの使用感~

 ※今回の記事は、個人の感想・意見が多々入っております。ご承知置き下さいませ。 

 

 病院でリブレを装着してもらい、帰宅後の様子です。

 

 とりあえず、リーダーから操作してみました。

 プレシジョンエクシードは乾電池での使用でしたが、リブレはUSBで充電します。 PC等につないでデータも落とせるので、まあ、そうなりますね。

   

 操作はとても簡単です。ガラケーみたいな感じかな。

 

 まず、設定。血糖値の目標範囲やインスリン量の記録の単位(0.5単位が最小)を決めたりできます。

 一番高い目標範囲が180まで。グラフに出てくれるのは350までです。351以上は振り切れて直線になります。50を切ると低血糖要注意でグラフの線が赤くなります。あくまでも作りはfor人間。BJは猫ちゃんの中でも高めで推移させていますので、もうちょっと広げて欲しい…が、これは仕方ないか。(※測定は40~500まで。501~はHI、39以下はLOと出ます。)

 

猫ちゃん、200ぐらいの維持を目標にすると聞いていますが、BJはインスリン量が1.0単位/回を基本に、1日2回。あとは血糖値を見て量を調整する、という方法をとっています。1.5単位なんか入れてしまうと、低血糖になる可能性も高く。。少量で左右されるのでとても怖いんですね。(でも2.0単位入れても下がらないこともある。。)

 

 BJの目標血糖値は、一番低い時で150~180ぐらいに出来れば理想的、ぐらい。正直、100前半はドキドキするぐらいです。二桁は焦ります。高いのも数値が見れる500以下なら良しとしましょう、という塩梅。Hi(501以上)も結構あります。

 

 話が逸れましたが、インスリンの単位もその時によって違うし、ご飯は食べた時間を入れるだけで量は記録できないので、付属の機能はほぼ使っていません。ただ測るだけでもメリットは大きいので、我が家では問題ありませんね。

 

 センサーを貼付け、リーダーで起動させてから測定開始まで1時間。病院から帰ってちょうど測れるぐらいになりました。測定はボタン一つ押すだけ!簡単!!

 

 結果は、、HI、、うーん、これじゃ分からない、、ってことで、血液でも測ってみましたが、同じでした。そうじゃないと困るんですが、HIでも困る、、まぁでも、この日は病院で色々されてかなり気が立ってたので、仕方ない。

 そこから、気になって気になって、10分毎に測っていました。そして数値が出てきてから、もう一度血液で測定。20~30ぐらいの差でした。BJにとっては全く問題ないです。(400台でしたし。)

 

 この日はこれで終わったのですが、翌日から在宅時はひたすら測るようになりました。15分間隔ぐらい。BJへの負担は無いですし。←これ重要です。

 

 そして。

 ここで、とても大きな収穫がありました。

 

 細かく測ることにより、食事を食べた後、点滴を打った後、、という感じで、どのタイミングに血糖値が上がり、どのタイミングで下がるか、、というおおよその目安が付けられるようになったのです!

 

 さすがに血糖値曲線を作る場合でも、こんなに細かくは出来ないですよね。

 BJは特に、点滴を打って水分が補給されるとカクンと数値が下がることが判明しました。(これは猫ちゃんによって個体差が大きいと思います。あくまでもBJの場合です。) つまり、低い時に点滴を入れちゃうとマズいこともあるんですね。まぁ脱水しているのはBJの場合高血糖によるものが大きいので基本は問題なしかな。 低血糖の心配、というよりは、高血糖時に数値を下げるのはインスリンだけでは無いんだ~、と、とても勉強になりました。

 

 あと、もう一つ大きいのはPC等に繋いでデータを落とせることです。

 これには専用のデータ管理ソフトウェアをダウンロードする必要があります。早速PCに入れてみました。

 ケーブルでリーダーを繋いだらアプリも勝手に立ち上がってくれます。操作もとても簡単です。また、数種類のグラフを作ってくれたりするので、印刷してそのまま病院で先生に提出したりも出来ます。

 

 

  こんな感じで色々な集計を出してくれます。全部作成でも欲しいものだけ選ぶこともできます。我が家は日別記録だけで良い感じ。

 

 

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 ということで、あくまでも私が感じたものですが、メリット/デメリットをまとめてみました。

 

 ⦅メリット⦆

    1. 気軽に何度も、痛み無く測定可能

    2. 細かいデータもアプリ一つで簡単に記録、グラフ作成もしてくれる

    3. 測定回数が多い場合はチップよりコスパ良い…かも?

    4. 不在時も自動で測定、グラフ作成してくれる

 

 ⦅デメリット⦆ 

     1. 価格が高い

     2. 体型によっては外れやすい可能性あり

     3. 固定させる為に服を着せるが、服が着れない猫ちゃんには不向き

     4. 血糖値コントロールのうまく出来る子には不要かも

     5.   センサーがずれたり何らかの不具合があった場合、その場で終了。

      取り換えの必要有り

 

 私にとってはメリットの1と4が何より大きかったです。

 とにかく安心できるんですね。状態を把握できてる安心感。

 

 リブレは100%の結果を出してくれる訳ではないけれど、糖尿病の患者さんには有益な部分も大きいんだろうな、というのが私の感想です。

 

 食べる物、量、時間等、きちんと決まっていて、インスリンの量も指定の量でOK、毎度同じレベルのグラフが出来上がる、、なんて超安定型の糖尿の子には不要かもかもしれませんが、我が家のように何もかもバラバラで、、なんて方がもしいらっしゃれば、本当におすすめですよ。

 

 ただし、センサーの不良、トラブル等はそれなりに多いので、厳しい面があるのも事実です。実際、ここ数カ月は安定せず大変でした。

 次回は我が家のセンサー不具合についてお話させて頂きます。